ダッジ風のビッグベイトを作ってみたら簡単にできた
はじめに
タイトル通り今回はレイドジャパンが誇る超人気ビッグベイトであるダッジ風のルアーを作ってみました。なぜダッジかというと、近所の釣具屋に新品はおろか中古品さえ売ってないので、これは作るしかないなという感じです。
公式サイトはこちらです。
http://raidjapan.com/?product=dodg
それでは作成開始です。ちなみに、今回は2個作成してみました。
デザイン及び転写
公式の画像を参考に木材に転写しました。今回は3枚1組にするので、予備分合わせて6枚です。
切り出し
ノコギリで切り出しました。印刷も相まってか既にかなり魚風の見た目ですね。ここまでで20分くらいのペースです。
30分ほどリューターで成形しました。ダッジは上下でかなり形が違うようなので、その辺も意識してみました。
浮き姿勢のチェック
マスキングテープで重りを固定して、水を張った桶の中に浮かべてみます。どうなるか、、、
どうでしょうか?かなりまっすぐな浮き姿勢ですね。ちょっと浮きすぎな気はしますが、これから金属の羽根をつけて増量することも考え、少々控え目な重りの量で試してみました。桐は軽いのでまだまだ浮力に余裕がある感じです。
重りの埋め込み
さて、今回3枚組にトライしたのは、縦横の比率の関係もありますが、1番はこのステップを楽にする意図がありました。
今までは、画像の様に2枚を貫通させない様に均等に彫り込んで埋めるという過程が必要でした。均等に掘ることの難易度が高く、ちょっと削っては重りをはめ、ちょっと削っては重りをはめて確認する作業に2時間以上かかっていました。しかし、今回は3枚組なので、真ん中の板を重りの形に貫通させて、両サイドから板を貼り付けるだけで終了です。
画像はリューターのドリルアタッチメントで穴をあけ、リューターのヤスリのアタッチメントで穴を広げたものです。いつもは2時間以上かかっていたステップがわずか30分で完了しました。
ただ、ここで問題が100均の板の厚さが9ミリで、重りの直径が10ミリだったので、結局両サイドも0.5ミリずつ削らなきゃならなかったです。重りのチョイスミスですね。
結局プラス30分で完了することになりました。
塗装・コーティング
まずは1つ目の塗装です。
表面の凹凸をなくすために、まずは銀をふきました。この後赤を吹いていきます。
赤を3回重ねました。だんだん色むらが無くなって、色のりが良くなっていくのかわわかるかと思います。
下に黄色をふきました。
上に黒を吹きました。
ここまではいつもと同じですが、ここから一工夫!!モンスターエナジーに付いていたシール台紙を使って、、、
縞模様を入れました!!タイガーストライプですね。ちなみに、右画像には目も付けてあります。アルミホイルを両面テープで貼り付けたものになります。この後マジックで黒目を書きました。
もう一つの塗装はこんな感じです。
白も合計3回吹きました。白のスプレーは特に色のりが悪いので、違いが見てとれるかと思います。
マスキングして上に黒を吹いて、銀を吹きました。
その後、マニキュアで目を書き、マジックでエラを書きました。どっかで見たことあるカラーリングですね。そう初代と同じにしてみました。
初代画像です。あそぶろカラーって呼ぶことにしたいと思います笑。
2つともウレタンニスで6回ずつコーティングして、羽根をつけて完成です。
どちらもかなりダッジに近い感じに仕上がったと思います。力作です。
ちなみに、それぞれ重さが違うのは、赤い方にステンレスの羽根、あそぶろカラーにアルミの羽根をつけたことによる違いです。
ただこの後、投げてみて動画撮影をしたんですが、ステンレスの羽根を付けた方は浮力が足らず沈んでしまって使えませんでした。そのため、どちらもアルミの羽根になってます。
あとがき
我々はいつも100均の桐材を使ってルアーを作ってます。ただ、今回不測の事態が起きたので紹介しておきます。今回はダイソーで桐材を買いました。セリアだったりダイソーだったりこの辺は特に定まってないんですが、今回の木はハズレでした。外道君が切っている時に、割れる割れる。削っている時に、崩れる崩れる崩れるで、作り直しを余儀なくされました。
そこで、木をよく見てみると、、、
縦に線が入っています。ずっと、一枚板だと思ってたんですが、よく見ると合板でした笑。この細い板なのに、3枚合板、、、
とりあえず、パンチしてみました。
見事に合板の線で割れましたね笑
もう一度パンチしてみました。
また合板の線付近で割れました笑。
この後細くなった木に転写してルアーを作成しましたが、みなさんもダイソー木材に気をつけましょう。合わさった木だと、このようにもろくなったり、目の向きが変わったりと作成難度が上がってしまいます。今までは木の湾曲だけ気にして買ってました。これからは、合板の線や節がないかを確認して買おうと思いました。
ルアー作成の詳しい記事はこちらです。